埋蔵文化財調査センター「八尾発掘物語」(9月放送スポーツ文化のお知らせ)
八尾市立埋蔵文化財調査センターでは、
9月24日(日)に、講演会「八尾発掘物語-久宝寺遺跡の巻-」が行われます。
今日は、講師をされる西村公助さんにその告知も兼ねて、
久宝寺遺跡の発掘の歴史についてお話して頂きました。
現在、近畿道がとおっているその橋脚の下、そして新しいシャープの工場や市立病院の下からは、たくさんの遺跡が
発掘されています。
その様子から、この地域には縄文時代から人の活動があったであろうと考えられています。
様々な貴重な遺物がありますが、その中でも今回特に注目したいのは、古墳時代初頭の「準構造船」。その一部が出土しています。
くり抜いただけの船ではなく、少々波のある外洋での使用にも耐えうるものです。
また、そこからは朝鮮半島の土器も見つかっているので、海を渡って人や物を運ぶというシステムが確立していたのでしょうね・・・。それがわかるのが、まさにこの準構造船の存在です!
・・・と、今回の収録はここまで。
詳しくは、9月24日(日)午後1時30分からの講演会をお聞きください。
入場は無料、資料代200円。予約不要です。
また、9月27日(水)〜2月16日(金)の期間で
秋季企画展「やおの中世<平安〜室町時代〜荘園と荘民のくらし〜」が開催されます。
こちらもお楽しみに。
放送番組 スポーツ文化のお知らせ
放送日時 2017年9月2日(土)午前9:30
*再放送 9月9日(土)
*この回は、前半が今日の収録内容、後半が歴史民俗資料館からの情報です。
担当:松本真理