ちゃおからのメッセージ

2019年、平成から令和へと時代が動きました。やおコミュニティ放送株式会社(愛称:FMちゃお)も、開局から21年目を迎え、 その間、全国には320局を超えるコミュニティFMが開設されました。
そして現在、各局が地域の特色に応じた番組編成を担い、そして休みなく放送を行っています。 我がFMちゃおは、全国で95番目に開局し、聴取エリアとなる八尾市にお住いの皆様とともに、 時には華やかな出来事に心嬉しく、また時には悲しい情報に心を痛め、文字通り地域密着を超えた「地域共生」を旗印に掲げ、 今日まで放送を続けて参りました。
また2017年には、電波出力を10Wから法定上限の20Wへ増力を行い、 難聴地域と呼ばれた八尾市南部(大和川流域)地域などに電波が届くようになりました。
年間取材件数2000件以上・・・。この数字はFMちゃおが取り扱う八尾市内の年間取材件数です。 地方ローカル紙の取材件数に匹敵する現場に足を運び、市民の方々と会話し、 リアルタイムな地域情報を吸い上げる・・・FMちゃおはそんなラジオ放送局に成長しました。
これまでFMちゃおの運営に温かく、また力強いご支援をいただいた株主様、クライアント様、そしてリスナーの皆様には 文字通り感謝しかありません。厚く御礼申し上げます。
 FMちゃおの存在意義は、言う間でもなく「災害発生時における緊急・生活支援情報の発信」が出来ることです。 極論になりますが、たとえ普段は聴かなくとも「79。2メガヘルツFMちゃお」の存在をご記憶いただき、 災害発生時にFMちゃおのことを思い出して聴いてもらう・・・それでも良いと考えています。
ラジオが非常持ち出し袋の中に入っていれば「FM79.2ちゃお」はあなたにとって、心強い味方になるハズです。 それは阪神・淡路大震災、東日本大震災などでも「コミュニティFMラジオのチカラ」はしっかりと証明されているからです。

非常災害時に、八尾市民へ的確な情報をお伝えするためには、日頃から地域との関係を密に行い、 八尾市内のさまざまな「喜怒哀楽」を地域の皆さんと共有し、同じ目線、同じ価値観を持つローカルメディアでなければなりません。
現在、FMちゃおはその使命と責任を自覚し、近い将来必ずおこるであろう「東南海・南海地震」への備えに全力で取り組んでいます。  大災害発生時に住民の命を守る「ライフライン」「セーフティネット」は数多くあります。
その中でも「ラジオ」は、被災者を助ける最後の砦と言われています。電気・ガス・水道も止まり、 道路が分断され、大手マスコミは大都市の情報を優先します。
その時、①乾電池だけで②何十時間も③八尾市に特化した④リアルタイムで正確な情報を ⑤休みなく放送出来るコミュニティFM局が役に立たない訳などありません。

FMちゃお79.2メガヘルツ  大きな災害が来ないことを今後も祈りつつ、 「FMちゃお」は住民の皆さんと共に、地域と共に、そして支えていただくすべての関係者皆様と共に25周年、 30周年としっかり歴史を刻んで参りたいと考えています。
ちゃおの未来への歩みに今後とも温かいご支援、ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

やおコミュニティ放送株式会社 FMちゃお
代表取締役  根木 幸男